神木孝一&楠木ともり&奈波果林&青木瑠璃子 オフィシャルインタビュー公開
第一期の印象深いシーンや、加速していく第二期の物語の印象、そして注目のキャラクターなど、作品の魅力を語る様々な話題が飛び出しました。
――第一期を振り返って、印象深いシーンや思い入れのあるエピソードを教えてください。
神木さん:初主演の僕にとっては初めてのことばかりで、手探りしながらのアフレコでした。とくに印象的だったのは第6話で武が並行世界の「元の世界」に戻ったときです。喜びをうまく表現できたと思いますし、僕としてもひとつのターニングポイントだったのかなと思います。
楠木さん:私は物語の中盤からアフレコに参加したのですが、「私に純夏は務まるのかな」とプレッシャーがありました。そんな中、神木さんと奈波さんから「純夏だ!」と言ってもらえて嬉しかったです。その後も良い緊張感のなかで演じることができました。
奈波さん:前任のキャストの皆様の真似には絶対にならないように、かといって自分を出しすぎてしまうと作品のファンの方を裏切ってしまうかなと……。バランスを取るのがすごく難しかったです。でもそれは他のキャストの皆さんも同じだったと思いますし、共通の難しさを抱えることにより、団結心のようなものが芽生えました。
青木さん:テレビアニメから入ったみなさんは「武はこんな平和な世界から飛ばされてしまったんだ」と驚かれたでしょうし、私も「ふたつの世界のギャップを演技で表したい」という想いでアフレコに臨みました。
――第二期に向けて、どんな気持ちでアフレコに臨まれましたか?
神木さん:第一期の再放送が行なわれたこともあり、自然に『マブラヴ』の世界に戻ってこられました。第一期とはまた違う形で入ることができていると思います!
楠木さん:第一期のアフレコから約1年のブランクがありましたが、とくに大変だとは感じませんでした。むしろ第一期で経験を積んだぶん、やりやすかったです。
奈波さん:原作のゲームを第一期の収録前にプレイしたのですが、そこで受けた印象をどのようにアニメ版で表現するか、試行錯誤しました。アニメは、決まった尺があるし動きもつくので、色々と表現が変わってきますし…。でも、第一期を経て「アニメ版の冥夜はこれだ」という自信のようなものが持てたので、第二期も安心してアフレコに挑みました。
青木さん:奈波さんが言ったように、原作を忠実に演じているとどうしても違和感が出てきてしまう部分もありますし、私もそこはしっかりと割り切って演じられていると思います。
――台本を読んだ時の印象、後半の物語の印象を教えてください。
神木さん:実は、台本はアフレコがある際、その都度受け取っているんです。物語の展開が早く、スピード感や迫力は常に感じていますね。
楠木さん:「純夏に寄り添って演じたい」という想いが強いぶん「耐えられるのかな?」という不安が少なからずありまして……。毎回震えながら台本を受け取っています(笑)。
奈波さん:第二期も印象的なシーンが多いので、「アニメではこういうに表現なるんだ」とか「ここは原作を忠実に再現したんだ」とか、そういう違いを楽しんで台本を読んでいます。
青木さん:原作を知っている方は「あのシーンはどの話数で登場するんだろう?」と、いろいろ想像されていると思いますが、私も毎回予想しながらアフレコに臨んでいます。
――アフレコ時のエピソードについてお聞かせください。
神木さん:第二期では、武にとって向き合わなければならないことが増えてくるので、さらに気を引き締めて演じなくてはと思うのですが、現場の奈波さんがすごく明るくて。その雰囲気に持っていかれないようにするのが少し大変です(笑)。
楠木さん:第一期で(前任の)田口宏子さんをリスペクトしつつ、火力を上げて演じたのを覚えていて。原作とアニメだと多少なりとも演じ方が変わってきますし、アニメだから必要な要素も今後増えてくるんだろうな、と感じました。
奈波さん:元の世界にいる冥夜のセリフに関し、「もっと武のことが好きという感情をわかりやすく」というディレクションをいただいたんです。その一言で「そう言えば『マブラヴ』って序盤は恋愛シミュレーションゲームだった」というのを思い出しました(笑)。
青木さん:夕呼は武を叱責するシーンが多いですが、それぞれの世界で違う気持ちで怒っているというのをわかっていただきたいですね。アプローチの仕方を考えながら演じています。
――第二期の注目キャラクターを挙げるとしたら?
神木さん:戦いが一段高いステージに到達したと思います。今回登場する伊隅戦乙女中隊(伊隅ヴァルキリーズ)の面々がどんな活躍を見せるのかご注目いただきたいです。
楠木さん:純夏です。先ほども言いましたが、第二期から出番が多くなりますし、武ちゃんたちとどう関わっていくのか? ご注目いただきたいですね。
奈波さん:武です。神木さんの演技を見ていると「本当に大変そうだな」と思いますし、「彼ら(武と神木さん)」の活躍をぜひ目に焼き付けていただきたいです。
青木さん:私も武ですが、正直なところ、ひとりに絞れないんですよね……。戦いも激化してきますし、登場人物たちの「生きざま」を感じてください。
――作品を楽しみにされているファンに向けて、メッセージをお願いいたします。
青木さん:第一期もそうでしたが、今回もヘビーな展開が続いていきます。物語がどう展開していくか、気を張りすぎずにご覧いただきたいですね。
奈波さん:本作には「あいとゆうきのおとぎばなし」というキャッチコピーがありますし、心が辛くなったら「おとぎばなし」だと思って観てもらえたらと思います(笑)。よろしくお願いします!
楠木さん:第二期からはさらにスケールアップしたお話が展開されます。現実から目を背けることなく、純夏たちの物語の結末を見届けてください。
神木さん:原作ファンの方には「こういうシーンがあったな」と思い出していただけると思いますし、アニメ第一期から入った方は、今回の話を見てどんな感想を持たれるのか、すごく気になります。アニメ版ならではの魅力も感じながらお楽しみください!